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学園パラレル

素敵なお花を素敵な貴女に

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2017年、ティファ誕記念SSです。
学パロ・クラティじゃなくエアティでも宜しい方は、以下からどうぞ。



『可愛いお花を可愛い貴女に』

まだ季節はギリギリ春のはずなのに夏の陽気に汗ばむ5月の連休初日、午前中の部活を終えて帰り仕度をするティファの隣からウキウキとした声が掛かった。
「ティファ、今からちょっとだけ付き合って!お願い!」
エアリスの腕はカバンを持とうとしていたティファの腕に既に絡んでいて、コレがお願いじゃなく命令なのが部室のドアの前で2人を待っていたクラウドとザックスにも分かった。
「それは良いけど…」
チラチラとクラウドを気にしながら答えるティファに「ゴメン。今すぐデート行く、予定だった?」と、実はクラウドから事前に今日の予定を聞いていたエアリスは、おどけた様に訊く。
「デッ…デートなんて行かないよ!!大丈夫!!」
付き合ってもう一年近くになろうとしてるのに、ティファは相変わらず人前で、そうエアリス達の前でさえ、クラウドとステディな関係である事を指摘されると慌ててしまう。
真っ赤になりながらデートを否定する様子を可愛いと思いつつ、「じゃあ今日は、男同士で帰って、ねっ」とザックス達を尻目に、エアリスはティファをグイグイと引っ張って行ってしまった。


駅前のファストフード店で昼食をテイクアウトし、天気が良いからと近くの公園にやって来た女子高生達。遊具で遊ぶ子供達の賑やかな声がランチタイムのちょっとしたBGMになっている。
「ハッピーバースデー、ティファ!!」
「ありがとう!」
ベンチに並んで座るエアリスから赤いリボンでラッピングされた紙バックと共に誕生日の祝福を贈られて、はにかみながらティファは礼を言った。
公園に来る前、コインロッカーに寄らせてとエアリスに頼まれたのだが、目的はティファへのプレゼントを取ってくる為だったらしい。
今日エアリスが強引に自分を誘う理由があるとしたら、やっぱり誕生日だからかな?と予想はしていたから特別な驚きは無かったが、やはり祝ってくれる気持ちが嬉しくて、2人きりの誕生日パーティはティファを幸せな気分にさせた。
「バースデーケーキでお祝いは、この後クラウドと、ラブラブでね」
「もう!!何言ってるの!!」
からかうエアリスに、またもやティファは顔を赤くする。実はこの後、新商品が話題のケーキ屋にクラウドと行く予定なのだ。
「単にお店でケーキ買って、家で食べて、それで終わりじゃ、ないでしょ?」
「それより!!プレゼント見ていい!?」
これ以上突っ込んだ質問をされては敵わないと強引に話題の変更を実施し、ティファはエアリスの返事も聞かず紙バックのリボンを解いた。貰った時から、見た目より結構な重さを感じると思っていたプレゼント。出て来たのは…。
「これ、何て言う名前?」
「フロックス、だよ」
中心から段々ピンク色を淡くしていく、派手さは無いが落ち着く雰囲気を持った花をいくつも咲かせた、白い鉢植え。鉢植えそのものには過剰な装飾は無く、花の色に合わせたシンプルな淡いピンクのリボンと『HappyBirthday Tifa♡』と書かれた名刺サイズのメッセージカードが添えられていた。
暫し見惚れた後、ティファはやっと声を発する。
「可愛い…」
「ティファに、ぴったり、でしょ?」
まるで自分がプレゼントを贈られたように、エアリスも嬉しそうだった。
「フロックス、5月3日の誕生日花なんだよ」
「誕生日花なんてあるの!?」
ティファにとっては新しい知識。
「あるの。ちなみに花言葉は、『温和』。これも、ティファにぴったり」
可愛いかったり、温和だったり、それはエアリスのイメージじゃないの?と思わなくもなかったが、その彼女から自分にぴったりなイメージだと伝えられて、ティファは大いに照れて、さっきとは別の意味で顔を赤くした。
「もしかして、色んなお店でこのお花探してくれたの?」
「ううん。私、育てたの。種から」
「エアリスが!?」
「去年の11月頃だった、かな?種蒔きして」
元々エアリスが花好きなのはティファも知っていた。学校や街中で見かける花の名前もよく教えてくれた。でもまさか、わざわざ自分へのプレゼントの為に、半年掛けて誕生日花であるフロックスを育てていたなんて考えてもいなかったティファは言葉を無くす。
「ティファ…!?」
突然涙を溢れさせたティファに、今度はエアリスが慌てた。
ティファの事だから嬉し泣きだとは分かっているが、両手で包み込むように鉢植えを持ったままボロボロ泣いている姿は予想外で、彼女はどんな言葉を掛けるべきか数秒逡巡した後、言葉では無く優しく肩を抱き締める事を選択した。
「もう!泣き虫なんだから!」
子供みたいに頭を撫でながら、ティファを子供みたいに叱責する。
「だっ…だって…、こんなに時間も…手間も掛けてくれたプレゼント…初めてで…」
「クラウドに見られたら、ティファ泣かせたって、私怒られちゃう!」
「実際…エアリスが…泣かせた…」
「ティファ〜!?」
感激して泣き止まないティファの様子に、エアリスの瞳にも涙が浮かぶ。
確かに特別と言えば特別なプレゼント。枯らしてしまわないように、綺麗な花が咲くように、ずっと注意も払ってきた。しかしティファの喜ぶ顔を想像すると、それも含めてエアリスにとってフロックスを育てるのは楽しい時間だったのだ。
それだけティファは大切な存在。
そしてティファにとっても、エアリスは同様だった。
泣き笑いの親友の顔をお互い認め、この友情がおばあちゃんになってもずっと続いてますようにと、2人同時に願った。

ティファとのデート前、クラウドに届いたエアリスからのライン。
『私以上に素敵なプレゼント、クラウドに出来るかな?』という謎のメッセージの意味を理解したのは、泣き腫らした目のティファを自宅まで迎えに行った後で、泣いていた理由を彼女から聞いた彼は自分の用意したプレゼントに頭を抱えた。
可憐でありながら、勝ち誇ったように笑うエアリスが脳裏に浮かぶ。
ティファを喜ばせると同時にクラウドにプレッシャーを掛けるミッションに成功した彼女に対し、絶対勝てないと思ったクラウドであった。

FIN


♩ ♪ ♫ ♬ ♩ ♪ ♫ ♬ ♩ ♪ ♫ ♬ ♩ ♪ ♫ ♬ ♩ ♪ ♫ ♬ ♩ ♪ ♫ ♬ ♩ ♪ ♫ ♬

久々にそれなりの文字数の文章を書きました。
文字書きもスポーツ、やっぱり小まめに書いてないとアッと言う間にレベルが落ちますね(元々レベルは高くありませんが…)。
でも、やっぱり書く事自体は楽しいです。
今回のティファ誕はエアティにしました。クラウド、すまんのう。
勿論カップル話も好きですが、女同士の友情も大好物な管理人です。女同士の友情も、中々深いもんなんですよという気持ちを込めました。


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